NHK-BS「ロミオの青い空」放送終了

NHK-BS平日昼の名作劇場放送枠、
今日で「ロミオの青い空」が終わってしまった。


余裕がなくて全体の1/3も見られなかったのだが、
ルフレドの死ぬ辺りの盛り上がりはもの凄いものがあった。
「君は僕の希望そのものだ」「僕たちは一緒だ、どんなに離れても」と連呼し、
親友ロミオの腕の中でその若い命を散らしていくアルフレド。
とにかく2人の熱い熱い友情がこれでもかとばかりに強調される。
初めて会ってから死別するまで半年にも満たない期間なのに、2人の友情は永遠なのだ。


放送当時、同人のお姉様方の間で妖しい人気大爆発だったというのも納得。
(ここのタイトルフラッシュに、そういった雰囲気がよく現れている)
10年経った今でも根強いファンが多く、10周年イベントまで行われている。
妖しい意味でなくても、その熱い友情物語にはこちらまで熱くさせられた。


名作劇場は、「ハウス」よりも「カルピス」の方がしっくりくる世代。
見ていたと言えるのは「ふしぎな島のフローネ」まで。
てっきり1990年代初頭くらいで終わったように思っていた(実際には1997年まで)。
しかし、1995年に、こんな古臭い熱い友情物語(褒め言葉です)をやっていたのですね。
(かたや、世間では「エヴァ」という怪物がうごめき始めた頃…)


私の認識不足でした。知らなかったとは勿体ないことをした。これは名作です。
今度機会があったら、ちゃんと通して見たい。


笠原弘子の歌う主題歌「空へ…」も名曲。

サントラ盤の構成・解説をされた腹巻猫さんのサイト


それにしてもビアンカは可愛いなあ。
おてんばな短髪美少女は好み(結局それが言いたかったんかい)。
「お兄ちゃん」を連呼していたのは、昨今の妹ブームを先取りしていたとも言える(訳はない)。


BS名劇放送枠、次の作品は「名犬ジョリィ」だそう。これも懐かしい。
(これは正確にはいわゆる「名作劇場」作品ではないが、文芸名作アニメならOKらしい)