ケーブルテレビ導入顛末記

切っ掛けは、当てにしていたスカパー!が受信できないことだった。


元々、引っ越し先ではケーブルテレビを使えれば使いたいと希望していた。
ネット環境も兼用すれば割引になるし、チャンネル数も多くなる。
しかし不動産屋の情報ではケーブルは入っておらず、再三の要望も反応もなかった。
「スカパー!が受信出来るので大丈夫でしょう」と。
実際、他の部屋のベランダにはBS/CSアンテナが設置されていた。
なので、引き続き配偶者のスカパー!を使うこととして、
ネットは引越と同時にフレッツ光を導入してしまった。
(これはこれで、過去のメールアドレスを維持できたのでよかった)


が、実際に業者にCSアンテナの設置依頼したら、
1Fであり、周りの木々などの状況から、受信不可能であることが判り愕然とした。
そこで不動産屋にもう一度ケーブル導入を希望した。
すると翌日連絡があり、ケーブル会社に問い合わせたところ、もう既に建物にケーブルは導入されているという。
(不動産屋は把握してなかったらしい)
10月末日までに申し込めば工事費無料になるというので、慌てて申し込んだ。


考えてみれば、ケーブル導入済みの気配はあった。
地デジチューナー入りテレビを接続したら、地上デジタルが映った。
(後から考えたら、これは所謂地デジパススルーだった)
地域コミュニティチャンネルらしき番組が9chに映った。
だが、何せこの建物のアンテナコンセントは、今時、同軸直付けタイプなのである。他の設備は新しい割に。
まさか、と思っていた。


当初、地デジは受信出来ないチャンネルもあったが、
途中の同軸ケーブルを「デジタル対応」に変えたら映った。
周波数が高いだけに、そういった部分の影響が馬鹿にならないらしい。
地上デジタルに関しては、まだ縁がないと思って無関心だったが、
いざ受信環境が整って、同じ映像を地上アナログと比べてみると、解像度の差は歴然。
大画面テレビが普及していく時期にこの変化は必然だと思った。
ただコピーワンスが痛い。これで使い勝手を大きく損なっている。


ケーブルテレビを導入して、見られるチャンネル数は遥かに増えた
スカパー!のチャンネルだけならず、BSデジタルも見られるようになった。
ただ、BSフジは周波数が高いせいかノイズが多く、不安定だった。
そこで画像安定機を導入。
これを通すと、ノイズが綺麗に消え安定した。さすがに画像安定機の名に恥じない性能。
画質は多少キメが粗くなるが、充分許容範囲。
デジタルCATVは全チャンネルにコピーワンス適用されるが、
画像安定機のもう一つの機能もきちんと動作した。


又、FMの安定受信は思わぬ副産物だった。この周辺はNHK-FMの入りがひどく、
ノイズ混じりでステレオとモノラルを行ったり来たりするような状況だったので、
それが非常にクリアに入るようになっただけでも儲け物。
更にinterFMやFMヨコハマなど、今まで聞くことすら思いも寄らなかった局まで受信できるのは有り難い。


現在、東芝RD-XD92とケーブルTVのセットトップボックスをいじり倒す毎日である。
これで、RDがもう少し使い勝手が良くなって、動作が速くなり、
スカパー!連係機能がCATVにも使えれば最高なのだが。