2/10 斉藤由貴 25th Anniversary コンサートを見る

2月9-13日、斉藤由貴12年振りのアルバム
「何もかも変わるとしても」発売に伴い、
斉藤由貴25th Anniversaryコンサート
『〜何もかも変わるとしても〜』」
が開催された。


http://www.toho-ent.co.jp/creative/index.html


日によって選曲が違った様だが、
私が行った2日目のセットリストは以下の通り。


1. Across The Universe
2. 予感
3. 街角のスナップ
4. AXIA〜かなしいことり〜
5. 折り合いはつかない(新曲)
6. Dream(新曲)


(ゲスト・コーナー:谷山浩子)
7. のらねこ(新曲)
8. SORAMIMI
9. テルーの唄(谷山ソロ)
10. おうちでかくれんぼ(新曲)


11. Dearest (新曲)
12. 手をつなごう(新曲)
13. 土曜日のタマネギ
14. MAY
15. 夢の中へ
16. 永遠のひと(新曲)

(アンコール)
17. 卒業
18. Que Sera, Sera


1曲目はビートルズのカバー。歌った後に日本語訳を朗読した。
17曲目を歌っている時、バックのスクリーンに昔の斉藤由貴の写真が
大量に映写された。殆どの人はステージ上よりスクリーンを見ていただろう。


この日の目玉は何と言っても谷山浩子との「トーク」という名の漫才。
斉藤さんがゲスト出演した2007年の谷山浩子猫森集会が大爆笑の嵐で伝説と化している事もあって、
前評判も高かったが、それを上回る漫才振り。しかもどちらもボケ。


例えば。
最近カラオケに凝っている谷山さん。
カラオケで歌ってみると、世のヒット曲はやはり歌いやすい物が多いという。
谷山「私の曲は歌いにくいのよねえ」
斉藤「でも、ドヨタマ(土曜日のタマネギ)やMAY、歌いやすいですよ」
谷山「それ、あたしの(作)曲じゃないから」
(谷山浩子斉藤由貴への提供は殆ど詞のみ)
斉藤「…あたし、今何言いました?!
   どうにもフォロー出来ない!」


谷山さんの起床時間が遅い(この日は午後1時)という話で。
谷山「これでも早いのよ」
斉藤「あたしなんか、6時に起きて、お弁当作って、子供を学校に送って、
   10時にはサティ(買い物)も済ませて、11時にはジムも済ませているんですよ」
谷山「ジム?ジムなんて行っているの?」
斉藤「意外でしょ」
谷山「ジムで何やっているの?」
斉藤「岩盤浴


選曲の中心は当然ニューアルバムから。
一般的ヒットを狙う、という種の音ではないが、
共に時を過ごしてきた人達へ向けて、
今の斉藤由貴が歌うのにふさわしい、大人の音楽。
非常に素晴らしかった。

何もかも変わるとしても

何もかも変わるとしても



個人的にベストトラックはM2「のらねこ」。
抑え気味の歌が、いい感じ。
この歳になったからこそ味が出る歌。


かつて、斉藤由貴と共に青春があった、という方に一聴をお勧めする。
25年経って、斉藤由貴は今でもここにいます。いい年齢の重ね方をして。