rhythm salad vol.2 「ぷろぐれ!」無事終了しました

我々が好き勝手にレコードかける為のDJイベント、rhythm salad。
第2回「ぷろぐれ!」、無事終わりました。
DJそれぞれが考えるプログレを好き勝手にかけるイベントでした。
来て下さった皆様、誠にありがとうございます。


イベントタイトルは、twitterに書くときに瞬間的に思いついたものでした。
「ひらがな4文字+!」はもうそろそろ旬を過ぎたからいいかな、と。
以下、かけた曲目です。


本編
01.Echoes     Pink Floyd
02.琥珀        畑亜貴
03.Mushrooms      Can
04.Baby's on Fire     801
05.一触即発     四人囃子


B to B
01.インモラリスト  堀江由衣
02.フロイト     秋吉久美子
03.Love Beach    Emerson,Lake & Palmer


イベント最終曲
Roundabout     Yes


プログレのレア盤なんて全然持ってないので、王道で攻めました。
プログレのマニア道は濃すぎて、とてもじゃないが入り込む気になりません。
結局、私が一番王道の選曲になりました。皆さん、ユーロものばかりで、イギリスものですら殆どかけなかったもんなあ。


本編01は言わずと知れた名曲。多分、フロイドがバンドとして一番油の乗っていた時期でしょう。
The Smokin'Pigレーベルから90年代前半に出たブートCDの音源。
このレーベルは音質が優れたものが多く、聞きやすかった。
1971年10月12日と書かれているが、
実際には1971年9月30日のロンドンのパリスシアターのライブと思われる。
私は1曲目にこれをかけて、いきなり26分間やることがなくなりました。

(これは有名な「live at Pompeii」映像)

02は最近のアニソンの作詞で有名な畑亜貴のソロ。90年代に自主制作した音源。
アニソンでは電波ソングで有名だが、自作曲では耽美系の変拍子バリバリのモロプログレを聴かせる。
D
03はカンの名曲。カンではこれが一番好き。
ダモの雄叫び一発でキメが入るのがかっこいい。

04はロキシー・ミュージックのフィル・マンザネラが仲間を集めて行ったライブ盤「801 Live」より。
歌っているのはブライアン・イーノ。彼の1stソロアルバムでの名曲。
そこでのギターソロはロバート・フリップだった。
ここではサイモン・フィリップスのドラムが凄まじい。

05は2002年に出た四人囃子のBOXセット「From the Vaults」より、1973年12月30日のヤクルトホールlive音源。
「一触即発」はライブが凄まじいが、余り聴かれていないので、今回は是非ライブ音源を流したかった。
ここ数日、どの「一触即発」をかけようか色々なヴァージョンを聞き返してばかりいて、
頭の中をずっと「一触即発」がぐるぐる回る状態になっていた。
近所のブックオフにずっと残っていた「From the Vaults 2」も買って聞き比べた。
結局、最初に思いついた「From the Vault」Disc1Track6のver.に決定。
このBOXは現在プレミアが付いてしまって入手困難なので、発売当時買っておいてよかったとつくづく思う。
当時購入を勧めてくれたKDHL氏に感謝します。
D
(これは1973年8月21日俳優座での音源。後に「'73四人囃子」としてメンバーの許可なく発売されたもの)


BtoBの1曲目は、実は本編の05の前にかけようと思っていたもの。
ここ数年、日本のヒットチャートに昇った曲の中では、
最もプログレ度数の濃い曲だっただろう。
やたら展開が多く、拍子やテンポが変わる。

2曲目は、演奏がほぼ四人囃子によるもの。
元祖不思議ちゃんの秋吉久美子のヘンテコな朗読が重なる。

3曲目は言わずと知れたEL&P
ここまでプログレ5大バンド(King Crimson、Yes、Pink FloydEL&PGenesis)の内、
最初の3つしかかかってなかったので、何とかメジャーどころをかけねばと頑張りました。
「愛の浜辺でメイクラブしようぜ」という歌詞が痛快です。
いや、うちにあるEL&Pの音盤は、「ラブ・ビーチ」しかなかったもので。本当に。


イベント最後に、現在の日本で一番有名なプログレで、メディアで毎週流れまくっている特大メジャー曲、
エスラウンドアバウト」を流して、締めくくってもらいました。


来て下さった皆様、本当にありがとうございます。
プログレはいいもんですね。大音響で聴くと尚更。