rhythm salad vol.3「非歌手歌謡大全」無事終了しました

趣味のDJイベント、rhythm salad vol.3「非歌手歌謡大全」、無事終了しました。
来て下さった方々、会場の渋谷喫茶SMiLEの皆様、有り難うございました。
当日は草刈塚まで出来て、まさに非歌手歌謡の夕べでした。







草刈は、あらゆる所に遍在するのです。


途中、スーパー声優タイムになった時間もありましたが、
そういった展開も含めて、DJの醍醐味でした。


私のセットリストです。
1st set
01.きらら時間旅行       田村ゆかり
02.Cosmic Girl No.1      風祭りんな(CV.広橋涼)
03.我旗の元に集いたまえ    上坂すみれ
04.Silent Snow         花澤香菜
05.Childish Love World     堀江由衣
06.空と風ときみとぼく     さくら(丹下桜)
07.100%サイダーガール     petit milady
08.妄想少女A          美嶋紅音(CV.堀江由衣)&セップククロウサギ(CV.田村ゆかり)


2nd set
09.さらば女ともだち      石立鉄男杉浦直樹
10.何故にお前は        北大路欣也
11.さらばハイセイコー     増沢末夫
12.明日よ風に舞え       志穂美悦子
13.リフレイン         萩尾望都
14.もし君が...         草刈正雄
15.ゴーゴーカープ       富永一朗
16.テニプリっていいな     許斐剛


BtoB
17.僕の世界へ         高橋慶彦
18.孤独におわれて       勝新太郎
19.心に落書きをして      古尾谷雅人
20.行くぞ大洋         横浜大洋ホエールズ選手、三鷹淳とチャッピーズ


1st setは声優の歌でまとめました。
アニソンとの差別化の為になるべくキャラソンではなく、本人名義の曲を選びました。

1は田村ゆかり初期の名曲。PVはあるけど何故かタイアップもシングルカットもされていない、
不思議な位置づけの曲。

高音域を使った曲ばかりクローズアップされがちだが、
これを聞くと低音域を使った大人っぽい声も出せる事が判る。
実際の本人の指向はこの方面なのではあるまいか。

2は「宇宙のステルヴィア」挿入歌、風祭りんなの痛快なNo.1宣言ソング。
広橋涼文化放送のラジオ「アシタへストライク」が非常に面白かった。

3は上坂すみれの1stシングルのカップリング曲。

上坂すみれは、一昨年にAMラジオに出演している所を偶然聞いて知った。
延々ソ連愛を語り、
数分間に渡ってテルミンをうねうね演奏していたのを聞いて、
「何者だ、こいつは!?」とびっくりして、それ以来注目している。
去年の大躍進は驚き以外の何物でもなかった。
すみぺが受け入れられる時代って、一体今はどうなっているのだろう。
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4は花澤香菜の今年1月のシングル。
去年末のNHKFM「声優ソング三昧」で流れているのを聞いて知った。
歌唱力の多寡とは別次元の、声そのものの魅力で聞かせる、
まさに「声優が歌う」必然性のある歌。プロデュースの勝利であろう。

5は、堀江由衣の大ファンを公言する清竜人が、あの「インモラリスト」の次に堀江由衣に提供した、
またまた展開が複雑な曲。
「これが証拠です」堀江由衣×清竜人、対談で次回コラボ約束 - 音楽ナタリー
清竜人「MUSIC」堀江由衣との対談&単独インタビュー - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
クライマックスは「フレーフレーほっちゃん、がんばれがんばれほっちゃん」である事は言うまでもない。
3月の幕張ライブでは、全観衆が嬉々としてほっちゃんに大声援を送った。
それにしても、このやたら複雑な曲を生で歌ったのだから凄い。

6は丹下桜が声優業休業中の2006年に、「さくら」名義で発表したアルバムの表題曲。
究極の癒やしボイス。
7は今年、人気声優の竹達彩奈悠木碧が結成したユニット「petit milady」の両A面シングルの1曲。
とにかくPVが秀逸。「シュワシュワシュ」がやたらと耳に残る。
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何度も書いているが、これは今からでも三ツ矢サイダーのCMソングにすべきだ。
8は、「けんぷファー」第2期のED曲。
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キャラ名義の歌であるが、これはあの田村ゆかり堀江由衣のデュエット、
つまり「やまとなでしこ」の幻の新作と言ってもいい曲なのである。
なんといっても、声の調和が半端ない。やっぱり「やまとなでしこ」名義での新曲が聴きたい所である。


2nd setは声優以外の様々な非歌手を並べました。
9は1983年のテレビドラマ「さらば女ともだち」主題歌を、主演の2人で歌った物。
子供の頃に見て、強烈な印象がずーっと残っていた。
最近、ホームドラマchで30年ぶりに見た。主演2人以外も濃かった!
さらば女ともだち - Wikipedia
残念ながら全話見られなかったので、再放送を希望したい。
10は時代劇「地獄の辰捕物控」主題歌。
今やお父さんの中の人として有名な北大路欣也、その若くてギラギラしていた時期の歌声。
11は、もしかすると今回のセット中で最大のヒット曲。
競走馬ハイセイコー引退に際し、騎手の増沢氏が吹き込んだもの。売り上げ50万枚、オリコン4位まで上がったという。

12は志穂美悦子が歌う「柳生十兵衛あばれ旅」主題歌。

これは1982年のシングルだが、会場で佐七さんが言っていた通り、
1975年の「13階段のマキ」に比べて、歌唱力は長尺の進歩を遂げている。
普通に聴けるレベルだ。

13は漫画家萩尾望都が、全曲作詞作曲歌唱を手がけたLP「萩尾望都1 エトランゼ」より。
含蓄のある詞をお経のような歌で聴かせる。
実は、全曲アレンジを元ジャックスの木田高介が手がけている。
1979年なので最晩年の仕事である。
14は、このイベントの影の主役、草刈正雄による、女性ファンを痺れさせる語り。
草刈の照れ笑いを聴いて、当時の女性ファンは悲鳴を上げただろう。
15は広島カープの大ファンである漫画家富永一朗による、1975年の赤ヘル旋風中のカープ賛歌。
作曲は菊池俊輔。同じ作者の「ドカベン」のヴァリエーションのような曲だ。
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調べてみたら、この曲の色々なヴァリエーションが販売されていることが判った。



16は、「テニスの王子様」作者の許斐剛自ら作詞作曲して、
漫画家の悲哀と自らの作品への愛を歌い上げた曲。
甘い声で「テニプリっていいな」と第一声。


BtoBでは、それまでのセットに入りきれなかった曲をかけました。
17は、広島カープの遊撃手として大人気だった高橋慶彦の歌。
任侠映画主演も報じられ、ちょうど旬でもありました。
元広島・高橋慶彦が「安易な気持ちで受け」映画初主演 : 映画ニュース - 映画.com
18は若山富三郎主演の1972年の時代劇「唖侍 鬼一法眼」の主題歌を、
弟である勝新太郎が歌った作品。

作曲は冨田勲。荘厳なコーラス、深い背景音を、
ムーグとおぼしきウネウネ音が切り裂いていく。
19は日テレ土曜グランド劇場「若草学園物語」挿入歌。
大野克夫作曲、チト河内編曲でジャパニーズレゲエをやっている。
20はいつものクロージングナンバーです。「大洋ホエールズ選手」が歌唱。