rhythm salad vol.10「美しい十代」無事終了しました

本日、新宿BAR GARDENにて行われたDJイベント「美しい十代」、
無事終了しました。
来て下さった皆様、ありがとうございました。
以下、私のセットリストです。
セットリストです。


1st set
01.More Corkscrew[ラジアメOP編集版]   山岸潤史
02.おもい                 大滝詠一
03.Stainless Night             聖飢魔II
04.それぞれの旅            さだまさし
05.岬めぐり              山本コウタローとウィークエンド
06.「さよなら」            斉藤由貴
07.シグナル               飯島真理
08.風色のサンバ            コンボ・トウシュー


2nd set
09.Linus and Lucy              David Benoit
10.Take on Me                  a-ha
11.Melt Away                Brian Wilson
12.Sound of Silence (electric ver.)         Simon & Garfunkel
13.Arthur's Theme (Best That You Can Do)    Christopher Cross
14.Life in a Northern Town           The Dream Academy
15.Rubber Bullets                10cc
16.Everybody Wants to Rule the World       Tears For Fears
17.Beach trials                David Benoit


BtoB
18.Carry on                Crosby,Stills,Nash & Young
19.Bluebird [single ver.]           Buffalo Springfield
20..行くぞ大洋               三鷹淳とチャッピーズ


01は'80年代前半のTBS系ラジオ「大橋照子のラジオはアメリカン(通称ラジアメ)」OPテーマとして長らく使われた曲。
山岸潤史の1980年のアルバム「All the Same」A-1より。
ラジオではイントロを編集して短くしてあったので、自分で編集してそれを再現した。

02は大滝詠一1stソロアルバムの1曲目。私が高校時代(1985-88年)、'70年代ナイアガラ期のアルバムは殆ど廃盤で、
手に入るのはロンバケ以降と1stしかなかった。私の歌唱法と作曲法の原点。

(これは'74年7月11日三ツ矢フォークメイツliveでのBallard Version)
03は聖飢魔II1988年のシングル。
オールナイトニッポンで個人的に一番思い出深いのが「デーモン小暮オールナイトニッポン」。
一番聴いていた時期によく流れていたのがこの曲。

04は私の「ハジレコ(初めて自分で買ったレコード)」。
たまたま文化放送の「ナイト&ラブ さだまさしセイ!ヤング」を聴くようになり、当時の最新シングルを買ったのだった。
1984年、中学2年の時。その後「恋愛症候群」まではリアルタイムでシングルを買っていた。

05は中学の時にエアチェックしてよく聴いていた曲。この頃はこうした'70年代フォークの曲が好きだった。

06は映画「さよならの女たち」主題歌。斉藤さん本人の作詞。
1988年のある日、この曲がラジオから3回流れてきたのを聴いて、それ以来ファンになった。
映画の中では、この曲の歌詞違いを伊武雅刀が歌っている。
斉藤由貴「さよなら」
07は飯島真理の2ndアルバム「ブランシェ」より。マーヴィン・ゲイ「What's Going on」的リズムに、
プロデュースの吉田美奈子の色が反映されているように思う。
飯島真理本来の持ち味とは違うのかも知れないが、初期の彼女の傑作曲には間違いない。
これは「ラジアメ」内の新譜紹介コーナー「新・音楽を愛せますか」で聴いたのがきっかけ。
D
08は「ラジアメ」である時期(多分1か月位の間)、エンディング曲として使用されていた。
本来は1984年の草刈正雄主演・TBS系ドラマ「激愛・三月までの…」の主題歌。
当時のラジアメのエンディングは、こういった新譜ゴリ押し枠だった。
他は全然覚えていないのだが、何故かこの曲のメロディだけ頭にこびりつき、しかし曲名が判らず
何十年も経ってから調べて、やっと判明して入手出来たという次第。
D



09はデヴィッド・ベノワ「This Side up」より。
ニッポン放送で土曜夕方に放送されていた「斉藤由貴 ネコの手も借りたい」OPとして使用されていた。
これを聴くと、'80年代終わりの土曜日の夕方を思い出す。

10はA-Haのデビュー曲にして大ヒット曲。
洋楽聴き始めの時によく聴いていたのが、FM東京木曜夜に放送されていた「ベストリクエスト」(DJ・神谷明)。
その時に何週も連続でこの曲がNo.1だった。
ラジオで聴いたので、有名なこのPV、私は当時全く見ていない。

11はブライアン・ウィルソンの1stソロの3曲目。
個人的に、1988年の夏はビーチボーイズにハマった夏だった。
ラジオで特集番組をエアチェックして聴きまくった。その決定打が、このソロアルバム。
何度聴いたか判らない。その中でも最も好きだった曲。

12は実家にあったレコード。高校時代はS&Gにハマりまくっていた。
「Hello darkness, my old friend」という暗い暗い歌い出しの歌詞に度肝を抜かれた。
この曲を聴いて、ポール・サイモンになりたくて、ギターを始めたと言っても過言ではない。

13は意識的な音楽聴き始め以前にラジオで聴いて、非常に好きだった曲。
私が2枚目に買ったLPはクリストファー・クロス「南から来た男」だ。
この曲は今回、他のDJもピックアップしていたらしい。

14は当時ラジオで聴いて、非常に好きだった曲。
こういったアコースティックな曲が好みだった。
しかし、田舎では当時周りには誰も好きな人はいなかった。
世間的にはこれの一発屋扱いだが、アルバム3枚出ている。

15は10ccの2枚目のシングル曲、初の全英No.1曲。
これもドリーム・アカデミーと同じく、個人的に「好きだけど周りに誰も知っている人がいない」パターン。
そういった場合、中二病的に尚更に思い入れが激しくなる。
今回の為に手に入れたUKオリジナルシングルをDJに使用。

16は、当時FMラジオでエアチェックして聴きまくった曲。
これも、他のDJと選曲がダブったらしい。
今回のためにアナログ盤を探したが、店頭ではとうとう見つけることが出来なかった。
あんなに売れたのに、一体どこへ行ったのか。

18は09と同じくデヴィッド・ベノワ「This Side up」より。
斉藤由貴 ネコの手も借りたい」ED曲として使用されていた。
この番組、アイドルラジオとしては異例なことに10年近く放送されていたので、
この2曲は耳タコだったが、何という曲かは最近になって知った。
必死に探して、最近になってやっとCDが手に入った。

(動画の1曲目)
実際には頭から16秒までをカットして使用していた。



BtoB1曲目18は言わずと知れたCSN&Yの名盤「デジャヴ」のA-1を飾った名曲。
これ聴いて生ギターをオープンDチューニングにした人数知れず。
(実際にはカポ1フレットもしくはオープンEb)

19はバッファロー・スプリングフィールドの名曲のシングルver.。
大滝詠一がコピーした事で有名な生ギターソロが始まる前にフェイドアウトしてしまう悲しいver.。
当時、細野さんが手に入れて聴いたのはこのソロなしver.だったのだろうか?
当時の日本盤シングルを手に入れてみないと判らない。
私が持っているのは'80年代に出たリイシューアナログ盤だが、このフェイドアウトver.、
未だにCD化されていない筈。単に短いだけなので有り難みは全然ないが。

(これは通常のアルバムver.)


CSN&Yバッファロー・スプリングフィールド、この2バンドは私の高校時代の心の支えでした。


最後は、いつものクロージングナンバーです。
高校時代の夏、自室でラジオをダラダラ聴いていると、夕方にナイター中継が開始。
7回になると両軍の応援歌が流れます。
この曲、当時は「ダサい、なんてダサ過ぎるんだ」と思っていましたが、
それが歳を取るにつれて、何だかいい湯加減に思えてくるものですね。
歳を取って経験を積むにつれて、こちらの耳が変わってきて、楽しみ方、楽しめる物が増えてくる。
歳を取るのも悪い事だけじゃない、そう思ったりもする今日この頃。


第1部は、「大橋照子のラジオはアメリカン」のOPとEDでサンドイッチ、
第2部は「斉藤由貴 ネコの手も借りたい」のOPとEDでサンドイッチしてみました。
終了後の打ち上げでも延々ラジオの話。
我々の世代の十代時の音楽受容に、ラジオは絶大なる影響を及ぼしていた事がよく判りました。
結果的に、今回の裏テーマは「ラジオ」だったと言っても過言ではないです。



次回は来年頭くらい、「'70年代ロック」辺りでいってみようかと思っています。
前回が「8cnCD」で、期せずして’90年代特集、
今回が「十代聴いた物」で、DJの年齢からして、結果として'80年代特集となりました。
こうなると、この流れでいくと次は'70年代かな、と。
詳しいことが決まったら、又お知らせします。