斉藤由貴Premium meets Premium 2008を見に行く

浜離宮朝日ホールで行われた、斉藤由貴Premium meets Premium 2008 liveを見に行ってきた。

1 Ave Maria(CD音源)
2 プラハリアン〜子供部屋の宇宙〜
3 自転車に乗って
4 土曜日のタマネギ
5 3年目
6 ひまわり~いちご水のグラス(歌詞・ひまわり)~いちご水のグラス
7 卒業
8 白い炎(21世紀Ver)
9 初戀
10 情熱
※お遊び(質疑応答)コーナー
11 12月のカレンダー
12 Winter Wonderland
13 Christmas Night
(encore)
14 予感
15 ケ・セラ・セラ
16 Who


開始前にPA卓に置いてあったCD「TO YOU」(12月発売だったし、アヴェ・マリアが入っていた事もあって、
当時はクリスマス向けミニアルバムという認識だった)を見て、ここから何かやるのかなと思ったら、
のっけからAve Mariaがかかり(これはCD音源そのまま)、本人登場。
最初に歌ったのがなんと「プラハリアン」。「MOON」好きの私にはたまらない。
そして「自転車に乗って」という、コアなファンにはたまらん(そうでない人にはなんだか判らない)曲が。
3月のライブでもやった「土曜日のタマネギ」に続き、
「三年目」という、これもファンには人気が高いアルバム曲。
この時点でもう泣いていた人もいたんじゃないだろうか。


そしてある意味このライブのハイライトだったのが、次の曲。
CD-BOXのブックレットの鼎談で語られた
「ひまわりの詞は元々いちご水のグラスのメロディ用に作られたものだった」という事実を元に、
1コーラスずつ、
「ひまわり」
「いちご水のグラスのメロディでひまわりの詞」
「いちご水のグラス」
と歌い継いだ。
斉藤さん自ら「今日は実験ライブです」と言っていた通り、これはすごかった。
よく間違えずに歌えたものだ。


その後の「卒業」「白い炎」「初戀」「情熱」は、
「オリジナルのアレンジで」ということで、オリジナルカラオケを使用して歌った。
(ただし「白い炎」のみリメイク版)
「今日、熟語三部作の作詞家の先生が来ているらしいので、緊張している」
「間違ったら大変だ」
といいつつ、「情熱」は凄まじく間違いだらけに。
斉藤さんは謝りまくっていた。


その後、何故か「質疑応答コーナー」ということで、
斉藤さんから客席に「カルトQ」を出し、正解者に菓子を。
殆ど正解が出たが、最後の問題だけ難問すぎて、誰も答えられない。
「ダメで元々」と手を挙げ、「これで外れたら恥ずかしいよ」と斉藤さんに言われてまで答え、
見事に外れてオチを付けたのは私の配偶者です。


「12月のカレンダー」は「息継ぎが大変」ということで、
テンポを速めてパーカッシブなアレンジに。
アコギ主体の元アレンジよりもスマートで良かった。
「Winter Wonderland」は珍しくカバー。打ち合わせ中にスタバで聴いて、やろうと決めたそうだ。
最後の曲の前に、クリスマスについてのMC。「大切な人に愛を」
そして本編最後はある意味予想通りの「Christmas Night」。
この曲を聴くために今日は来たとも言える。
収録アルバム「PANT」はリアルタイムで散々聴いたので、思い出深い。


アンコールはまず「予感」。これもファン人気が高いアルバム曲。
そしてカバー「ケセラセラ」。英語詞ながら、これが意外にもはまっていた。
さすがミュージカル女優(?)
そして本当に最後がピアノのみがバックで「Who」。
最後に「TO YOU」からの曲であった。


歌うことで精一杯だった3月に比べ、いい意味でステージ慣れしてきたように思える。
歌詞交換の実験をするような余裕も出て来た。
まったりのんびりの雰囲気は斉藤さんの個性なので、一向に構わない。
歌詞はよく間違えるが、昔と声質が変わっておらず、
なにより高い声がまだまだ出るので、キーを下げる必要がなさそうなのがいい。
新しいアルバムでも出さない限り、まとまったツアーなどはないだろうが、
今後も単発でいいので、1年に1度くらいライブをやって欲しいものだ。
それだけの価値はある、素晴らしいライブだった。


そういえば、松本隆氏は、客席のどこにいたのだろうか?