十条の店 その2 蘭州ラーメン

弁当も売っている

JR十条駅西口改札を出て線路沿いに右へ進み、踏切を渡らずに
左に曲がって、1000円理髪店の傍、「香港亭」の道向かい。
中国人2人で経営している様で、客と話すときは日本語、
店員同士で話すときは中国語を使っている。

ここの最大の特徴は「手延べ」だろう。
ラーメンを頼むと、店員が目の前で麺を手延べしてくれる。
こねた麺のネタを、それこそガマの油の口上の
「2枚が4枚、4枚が8枚、8枚が16枚…」
の如く、延ばしては折り、延ばしては折って、やがて麺の束が出来上がる。
その見事さには、いつも見惚れてしまう。これを見るために行っている様なものだ。
ラーメンは、もちもちとした麺の歯ごたえが気持ちよい。
600円でこれだけのラーメンが食べられれば文句はない。
そしてもう一つ忘れてはならないのは、餃子だ。肉汁が大変多く、ジューシィである。
初めて食べたときなど、噛み切った瞬間に肉汁が飛び散り、
テーブルを汚してしまったほど。
5個で350円、こちらもリーズナブルだ。


又、11:00-15:00のランチのコストパフォーマンスも特筆すべきものがある。
麺の手延べは別料金になってしまうが、その代わり、ご飯とおかずがお代わり自由だ。
麻婆豆腐、大根と肉の煮付け、ザーサイなど、700〜800円でお腹一杯になる。


十条駅付近で、本格的ラーメンを食べようと思ったとき、
良い選択肢になるのではないだろうか。