マッドサイエンティストカフェ私見
先日、マッドサイエンティストカフェについて書いたら、
早速メガネ君好きで世界に冠たる旧姓Y嬢から、
「当然お茶はフラスコで入れてくれるんでしょうね?」
との意見があった。
そうなると、当然コップではなくビーカー、
小皿代わりにはシャーレ、
お湯を沸かすのはアルコールランプということになろう。
こう考えてみると、内装のコンセプトも自ずから
「実験室」
ということになる。
机の上には、用途の判らない器具が無造作に於かれ、
沸騰する怪しい実験中の試験管が煙を吐いている。
壁には薬品棚、開けると怪しい瓶が多数。中には色とりどりの液体が。
コーヒーはインスタントでもいいが粉は薬品瓶に入れてあり、ラベルには
「毒入り危険」
の文字。
砂糖やクリームも同様、それを計量スプーンで入れるのだ。
(これだと科学者の実験室というより、高校の理科室と言えなくもないが)
一番難しいのは、マッドサイエンティストをどうそろえるか、だろう。
「美形でなければ全員射殺」
と言い張る強硬派もいらっしゃるようだが、
美形と理系マッドを兼ね備える人は、現実にはそうそういない。
いたら、その道では既に知れ渡っているはずである。
いないからこそ、「都合のいい妄想」が出来る二次元の需要があるのだ。
妥協は覚悟した方がいい。その上で「何処までが許容範囲か」だろう。
それと、「若くて美形マッド」以外の需要の需要があることも忘れてはならない。
「おっさんマッド」の需要も、ごくごく僅かながら存在するのだ。
具体的には、声の配役が
「塩沢兼人」
か、
「青野武」
か、に分類されるだろう。
(Rと成原博士だ)
勿論、観賞用としたら、美形の方が需要が圧倒的に多いのは間違いない。
後者の需要量は統計学的には誤差の範囲と言い切ってしまえるかも知れない。
が、せっかく「マッドサイエンティストカフェ」などという、酔狂の極みの様なものが出来るのなら、
ただでさえ一般的には異端であるマッドのお祭り、
どうせやるならそういったニッチな要素の需要にも応えて欲しいものだ。
(少なくとも私は見たい)