BUFFALO WLI-CB-G54をMacに流用 IEEE802.11bからIEEE802.11gへ

我が家のMacpowerbookG4/667MHz(gigabit ethernet)。
初めからAirMacカードが内蔵されており、無線LANを利用可能だった。
買ってからしばらく経ってAirMacBaseStationを入手、無線LAN環境を構築した。


一度無線LANに慣れてしまうともう戻れない。ノート型なら尚更のこと。
一昨年、AirMacBaseStationは故障、新型のAirMacExtremeBaseStationでも良かったのだが、
あの廃熱の悪さに霹靂(多分これが故障の理由)。Windows向けの方が安いし、
同じ無線LAN規格なら繋がる筈だと、Apple以外のルータを検討。
当初、Mac正式対応に惹かれて、I/O DATAのWN-AG/BBR-Sを購入した。
ところが、単に接続している分にはよかったものの、Windows機とのファイル共有が上手く出来ない。
MacOSXのファイル共有機能を使ってWin機にアクセスしようとすると、
接続が切れてしまうという不具合に悩まされた。
AirMacBaseStationですら出来ていたことが出来ないとは何事かと、1ヶ月で返品した。


代わりにBuffaloのWHR3-AG54/Pを購入。
Buffaloの無線ルータは、実家で設置経験があり、
Mac対応は謳ってないが接続可能な事は判っていた。
これで、Windows機とのファイル共有も無事に行えるようになった。


だが、WHR3-AG54は、その名の通り54MbpsのIEEE802.11g規格が使えるのに、
私のpowerbookに入っているAirMacカードはIEEE802.11bで、最高11Mbps止まり。
無線LANなんて規格通りの速さが出ることはないし、加入しているADSL自体12M止まりで、
実際の運用上は余り関係ない、というのは判っていたが、勿体ない、という気分は常に持っていた。


最近、こういった記述を発見した。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008B42K/250-7633902-7453027
(カスタマーレビュー2件目参照)
手元に、実家のルータを設置した時に余った(結局有線で繋いだ為)BUFFALOの無線LANカードがあった。
品名を見る。そのものズバリ、WLI-CB-G54だ。


調べてみると、WLI-CB-G54は「Macで使える無線LANカード」としては定番らしい。
AirMac ƒ³ƒhƒ‰ƒCƒo‚Å“®‚­ƒT[ƒhƒp[ƒeƒB»•iˆê——
以前にも試したことがあったが、その時は何故かうまくいかなかった。
AirMacカードを抜いて、PCカードスロットにWLI-CB-G54を差し込む。
今回は、うまくいった。


使われているチップが一緒なのだろうか。
MacOSX上からはAirMacカードとして認識され、余計なドライバは必要なかった。
IEEE802.11g、54Mbps規格で無事接続完了、実際読み込みが少し早くなった気がする、プラシーボかも知れないが。


ちなみに、もう1枚手元にあった無線LANカードBuffalo WLI-CB-AG54ではうまくいかなかった。
AirMacカードとしては認識されるが、接続の段になって「ルータにこのコンピューターは登録されていません」と出る。
MACアドレスも登録したし、WLI-CB-G54と同じ手順を踏んだのだが。
こっちのカードはIEEE802.11aにも対応している分、チップも違い、流用出来ないという事だろうか。
メニューバーの「カード電源を切る」を行うと、コマンドラインが画面一杯に広がり、カーネルパニックを起こした。
やはり、WLI-CB-G54を使った方が良さそうだ。


確かに、AirMacカードスロットしかない古いpowerbookユーザーには、おすすめである。
これを使えば、諦めていたIEEE802.11gを使える。
本体側がAirMac、ルータがAirMacExtremeという人が、一番恩恵を受けるだろう。