エレック再発「野音唄の市」

年頭に店頭でエレックレコード再発を知り、驚く。
取りあえず「野音唄の市」を買う。

野音唄の市(紙ジャケット仕様)

野音唄の市(紙ジャケット仕様)

古井戸はなかなかブルージーで聞き物。
ケメの優男振りには、女性ファンが多かったことも頷ける。
このライブの目玉は泉谷しげる。人気上昇中で勢いも凄いし、
乱暴でいて楽しい、今に通じるMCもこの頃からである事が判る。
拾い物は生田敬太郎。あの「およげ!たいやき君」のオリジナル歌手である。
歌詞等に当時のフォーク畑らしい拙さを含みつつ、
ジャズ的要素も持った曲にソウルっぽい歌声が眩しい。
昨今再評価の声があるというのも頷ける。
ちなみにライブの司会は亀渕昭信氏である。
(この頃は音楽にやたら詳しい(あの大瀧詠一と対等に語れる)DJだったが、
去年はいきなりテレビに沢山出まくって、別な意味で有名になってしまった)


エレックは、URCと共に日本のインディーズの草分けである(同時期だっただけで特に関係はない)。
しかし、URCはこれまで何度も復刻されてきたが、エレックは長年復刻がなかった。
泉谷しげる吉田拓郎海援隊などの有名どころは
フォーライフからエレック時代のアルバムを再発しているが、
その他のアーティストは再発されず、長い間入手困難になっていた。
インディーズではよくあることではあるが、権利関係がこんがらかって再発困難になっていたという。
数年間にフォーライフから再発されたことがあったが、
その時点で「出たのが奇跡」といわれるような状態だった。
この時もセレクション形式であり、オリジナルアルバムでの復刻はされていない。
「唄の市」シリーズなどはそれなりに需要はあっただろうに出なかった(出せなかった)のには、
やはり何らかの理由があったのだろう。
全部で70枚程出すそうだが、中にはセールス的に厳しいものもあるだろう。
CDが売れない昨今、果たして最後まで出せるのだろうか。
紙ジャケで復刻ということで、一定のアピールは出来ると思うが。
コレクター的で嫌な言い方をするなら、欲しい人は「ある内に買っておく」方がいいかもしれない。
私が買うとしたら、唄の市関係と古井戸、生田敬太郎、つぼイノリオとまりちゃんズかな。
(ずうとるびも再発されるぞ、おかぴ氏!)