北海道日本ハムファイターズ、日本シリーズ進出おめでとうございます

第5戦、ダルビッシュ対成瀬という痺れるようなエース対決。
制したのはファイターズだった。
野球はやはり投手、それを支える守備の大事さを見せつけた。
そして、貧打、貧打と言われながらも、ここぞという場面での連打。
ファイターズの強さは本物だった。
同一チームの連覇なんて一体いつ以来だ?


マリーンズも素晴らしかった。
先に2勝されながら、第5戦までもつれ込んだのはマリーンズの粘り以外の何者でもない。
あの、殆どがファイターズファンで埋まった札幌ドームでよくやれたものだ。
最後、成瀬が打ち込まれて終わったが、明暗を分けたのは経験だろう。
去年日本シリーズまで経験しているダルビッシュに対して、今年ブレイクしたばかりの成瀬。
まだ22歳、これからの方が長い。
この経験を来年以降に生かして欲しいし、生かせれば又雪辱の機会は巡ってくるだろう。


しかし、「ロッテ対日ハム」がパリーグのNo.1決定戦なんて、
主に80年代に野球を見ていた人間にはとても信じられない。
かつては最下位を常に争っていた様な2チームが。隔世の感がある。
(セなら広島・巨人、パなら阪急・西武が強豪のイメージだった)
試合後にお互いの健闘を讃え合う選手達に、苦難の時代をくぐり抜けてきた歴史の重みを見た。
パリーグ同士の連帯感を感じさせる、素晴らしいシーンだった。


そして、テレ朝のこれにも痺れた。
http://hokkaido.nikkansports.com/baseball/professional/fighters/p-hf-tp0-20071015-270056.html
http://news.ameba.jp/2007/10/7904.php
同じ試合をNHK-BSでも中継していたので、普段ならそちらで見るのだが、
18年ぶりの野村スコープについテレ朝で見てしまった。
野村スコープ自体の効能には異論があるだろうが、
これを使うことで、雑談や印象批評に流れがちな解説に、「配球」という芯を通す事が出来る。
テレ朝、よく忘れないでいたものだ。こういう復活は大歓迎。