久々に吉祥寺に行く

手書きでびっしり

知り合いのギャラリーで行われる個展を見るため。
幻想的な版画。鋭い線の絡まりが夢へと誘う。
何故か吉祥寺の昔の写真集も置いてあり、古い都市写真が沢山。

とっても素敵なお年寄りが来場されていた。
もう70歳なのだが、現役のドイツ語翻訳者。
現在、開高健の「日本三文オペラ」をドイツ語に翻訳中。
推敲した翻訳文を、原典の文庫本に清書として書き込んでいく。
それを拡大コピーして、訳文原稿とするのだそうだ。
見せて貰ったのだが、その字の細かさ、達筆振りは、とても70歳の物とは思えなかった。
杖はついているが元気なもので、
あご髭と蝶ネクタイが非常に似合うダンディ振り。
ああいう風に歳を取れたら理想的だ。


個展の主とギャラリーの主としばし歓談。
意外な話も飛び出して、全員大笑いだった。