The SMiLE sessions コレクターズBOX 入手
- アーティスト: ザ・ビーチ・ボーイズ
- 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
- 発売日: 2011/11/16
- メディア: CD
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CD5枚、LP2枚、アナログシングル2枚。
箱がでかい。重い。44年分の重さだろうか。
1988年、高校3年の春、何故ビーチ・ボーイズを聴こうと思ったのか、
そのきっかけがどうしても思い出せない。
ともあれ、ベスト盤「エンドレス・サマー」を聴いて、
初期ヒット曲の素晴らしさ、「グッド・ヴァイブレーション」の斬新さに打ちのめされる。
- アーティスト: ザ・ビーチ・ボーイズ
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1999/07/07
- メディア: CD
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以後ビーチ・ボーイズ信者としての道をひた走ることとなる。
- アーティスト: BRIAN WILSON
- 出版社/メーカー: RHINO
- 発売日: 2015/05/22
- メディア: CD
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この時に水戸の中古レコード屋で買ったのが、1971年のLP「サーフス・アップ」。
- アーティスト: ビーチ・ボーイズ
- 出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
- 発売日: 2008/12/10
- メディア: CD
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これを貪る様に聴きまくった。タイトル曲は、何度聴いたことか。
個人的な思い入れとしては、「ペット・サウンズ」よりも断然これである。
そしてその年の暮れ、CD化された「ペット・サウンズ」を購入。
その地味さに驚くも、聞き込む程に逆にのめり込んでいく。
1990年、西新宿であの「スマイル」の海賊盤が手に入ると聞き、
恐る恐る広告に載っていた店に行ってみる。
CD1枚4800円。学生の身には痛かったが、その中身は本物の「スマイル」音源だった!
本当に「スマイル」はあったんだ!狂喜して、聞き狂った。
よくある話で、その後も海賊盤のスマイル音源には何度も手を出すが、
90年代半ばのVigotoneのLP3枚組&CD2枚組を自分内決定版として、
それ以降の追求は止めた。何しろ未完成品なのだから、切りが無い。
(今となっては、同梱されていたセッションシートが貴重かも知れない)
1993年の「グッド・ヴァイブレーションBOX」でのオフィシャル版スマイル音源放出。
2004年のブライアン版「スマイル」。
どちらも出た当時聴いた。凄いことになったと思った。
しかし今、それをも超える、凄い事が起きてしまった。
これはあくまでも、「スマイルセッションズ」であり、セッション音源の放出ではあっても、
完成品としての「スマイル」ではない。
ビーチ・ボーイズの「スマイル」は、1967年当時には、とうとう完成しなかったのだ。
それでも、オリジナルの音源が、ブライアンの公認の元に「スマイル」の名で発表される、
こんなことがかつて、想像出来ただろうか?
我々は、とんでもない未来に来てしまったものだ。