2015年7月4日 rhythm salad vol.9「たんざく!〜8cmCD大集合」無事終了しました

rhythm salad vol.9「たんざく!〜8cmCD大集合」無事終了しました。
雨模様の中、わざわざ新宿歌舞伎町の会場まで来て下さった皆様、
ありがとうございました。

私のセットリストです。
1st set
01.空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ     四人囃子
02.鉄人               猛毒      
03.セントルイス           猛毒
04.青空球児・好児          猛毒
05.Groove Tube           The Flipper's Guitar
06.愛は心の仕事です         Ramu
07.再生の秘薬            堂埜陽子
08.10年目の約束           山下真司
09.WATERMELON         高橋幸宏 Feat. 東京スカパラダイスオーケストラ


2nd set
10.裸の王様。[CMサイズ]        渡瀬恒彦
11.ツーカーズのテーマ         ツーカー
12.For フルーツバスケット       岡崎律子
13.愛(忠誠心)            エクセル・ガールズ
14.brand-new コミュニケイション   堀江由衣
15.REBIRTH〜女神転生〜       田村ゆかり
16.さすらいのカウボーイ <カウボーイビバップのテーマ> Tada"Ed"Aoi
17.恋と欲望 [TVサイズ]         宮村優子
18.家へ帰るの             早瀬優香子


BtoB
19.しあわせのサンドウィッチ      大貫妙子
20.STAR FRUITS GREEN + STAR FRUITS BLUE Cornelius


01は四人囃子が1stアルバムと2ndアルバムの間に出したシングル盤。
現在は1stアルバムのボーナストラックとして収録されているが、初CD化の時は1stアルバムの付属8cmCDとしてだった。

02、03、04は猛毒の「石松」より。元々ソノシートで出したものを8cmCD化したもの。
1分にも満たない1曲かけただけでは次の用意が出来ないので、3曲連続で。

05はパーフリの名作「ヘッド博士」からの先行シングル。PVが素晴らしいが、明滅が多く現在では放送できないだろう。

06はラムーの傑作1stシングル。88年なので、アナログでも出ている時期。8cmCDとどちらがレアだろうか。
ラムーの音楽的質は非常に高い。ダンサブルポップス+キュートボイスの文脈で再評価すべきである。

07は8cmCDシングル2枚出して活動休止した女性シンガーソングライター。
当時、私と仕事先のアイドルマニアの先輩とで90年代の戸川純として非常に期待したのだが、残念ながら大成せず。

08は山下真司の名曲、名唱。どういう経緯でリリースされたか判らないが、男らしい歌詞、歌唱が胸を打つ。
(動画無し)
09は高橋幸宏スカパラとコラボしたシングル。竹中直人の深夜番組「デカメロン」で生演奏していた記憶がある。

10は渡瀬恒彦が王様に扮したCMが印象的だったバスクリンCMソング。
フルサイズも収録されているが、かけたのはCMサイズ。
こういった音源が8cmCDとなって、その後アルバム化されずにレア音源化しているものも多い。

11は本木雅弘が印象的だった携帯電話ツーカーセルラーのCMソング。
リパプールサウンズのパロディとしても秀逸だった。
8cmCDには非売品と書かれているので、販促グッズとして作られたのだろうか? この1曲のみ収録。

12はTVアニメ「フルーツバスケット」の主題歌。今は亡き岡崎律子の名曲、名唱。
ジャケットは12cmサイズだが盤は8cmという過渡期の仕様。
先月のキングスーパーライブ2015で田村ゆかり堀江由衣(+喜多村英梨&小松未可子)という、
疑似やまとなでしこ状態で歌われ、観客の感涙を誘ったのは記憶に新しい。

13はTVアニメ「エクセルサーガ」主題歌。新人声優ユニット「エクセルガールズ」(小林由美子&高橋美佳子)が歌い、
「1000枚売れなきゃ自腹で買い取り」など、新人アイドルさながらのドサ回り営業を展開していた。
http://www.gokuraku-idol.net/idol/000326.html
こんな下積みを経て、2人とも今でも声優として生き残っているのが素晴らしい。

14は堀江由衣の1999年のシングル。2000年のスタチャ以降の印象が強い彼女だが、
それ以前にキャラソンとして短冊形8cmCDを2枚出している。
この表題曲は今でもこの8cmCDにしか収録されていない。
D
15は田村ゆかりの1998年のシングル。堀江由衣と同じように2001年のコナミ以降の印象が強い彼女だが、
それ以前にポリグラムからミニアルバム1枚、短冊形シングル4枚を出している。
半分以上の楽曲が復刻されておらず、物によっては5ケタクラスのプレミアが付いている。
これはその中では比較的安価なシングル。
ポリグラム時代の彼女は路線がまだ定まっておらず、音楽的には今とは大分違う。

16は2002年に4枚組のカウボーイビバップCD-BOXが出た時に、3曲入りおまけシングルとして添付されたもの。
歌っているTada"Ed"Aoiは、カウボーイビバップエド役、現在シンガーソングライターの多田葵
長らくこれでしか聴けなかったが、2009年に菅野よう子の3枚組ベスト「SPACE BIO CHARGE」に収録された。
(ただし「さすらいのカウボーイ 犬と歌うカラオケ」のみ未収録)

17は伝説のテレ東深夜の声優トーク番組「渋谷でCHU!」OP。
宮村優子がアシスタントとして出演していた後期に使われていた。
本来もっと長いが、私の中ではTVサイズが耳馴染んでいる。
この宮村優子アシスタント就任回はリアルタイムで見ていたが、
当時のフライデーAVスクープ事件を逆手に取ったみやむートークが素晴らしい。

18は早瀬優香子の80年代ラストシングル「IL」のカップリング曲。
彼女の短冊シングルは2枚あるが、もう1枚の「マリリン&ジョンの微笑」は7inchアナログ盤でも出ているので、
短冊8cmCDでのみ出ているシングルはこれだけ。

19はカルピスウォーターのCMソングだった大貫妙子のシングル。
ある意味、一番メジャーポップスよりの大貫妙子が聴ける。

20は、ある意味8cmCDに一番意欲的な作品。
Disc1track2の「STAR FRUITS GREEN」とDisc2track2の「STAR FRUITS BLUE」を同時に再生すると、
「STAR FRUITS SURF RIDER」という曲が出来る、という代物。
(完成品の「STAR FRUITS SURF RIDER」自体はDisc1track1に収録されていた)
1枚物と同じ定価1000円で2枚ディスクが付いてくるというサービス品だった。
アナログ盤でも同様の趣旨で2枚同時リリースして、そちらはやったことある人もいると思うが、
8cmCDの2枚がけ」は実際にやった人はそれほどいないのではないか。
この8cmCDの祭典の最後を飾るにふさわしいと思い、シングルを買って18年目にして実行してみた。
D
D

それほどズレず、意外にうまく再生出来たのが、今回の一番の収穫。
個人的には、フォーキーなSTAR FRUITS GREEN単体が好きです。あれだけでも充分。


今回もありがとうございました。
次回の時期はまだ未定ですが、「10代に聴いていた音楽」特集を予定しています。
DJ各々の、10代の内に聴いていた音楽限定。そしてハジレコ(初めて購入した音盤)を必ずかける。
それぞれのルーツを披露しようかと思います。