FREE紙ジャケCD購入

今年頭に突然、私の中でフリー再評価が発生。
かつて揃えていたアルバムも2ndと3rd以外売ってしまっていたので、
又揃えたいなと思っていたところに、紙ジャケ再プレスの知らせ。
渡りに舟と、まとめ買いしてしまった。

トンズ・オブ・ソブス+8(紙ジャケット仕様)

トンズ・オブ・ソブス+8(紙ジャケット仕様)

フリー+10(紙ジャケット仕様)

フリー+10(紙ジャケット仕様)

ファイアー・アンド・ウォーター+6(紙ジャケット仕様)

ファイアー・アンド・ウォーター+6(紙ジャケット仕様)

ハイウェイ+6(紙ジャケット仕様)

ハイウェイ+6(紙ジャケット仕様)

フリー・ライヴ+7(紙ジャケット仕様)

フリー・ライヴ+7(紙ジャケット仕様)

フリー・アット・ラスト+6(紙ジャケット仕様)

フリー・アット・ラスト+6(紙ジャケット仕様)

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現在の私の音楽スタイルとはかけ離れているが、大学時代にはポール・コゾフの影響を受け、
レス・ポールタイプのギターを使ってチョーキングビブラートをかけまくっていたものだった。
その後、オリジナルを作るようになって離れていたのだが、
最近になって、実はギタースタイルではなく、アンサンブルの組み方にフリーの影響があるのではないかと思うようになった。
つまり、
「シンプルな演奏」
「隙間の多いアレンジ」
「空間を埋めるよりも切るギター」
「間を縫うようにメロディックに動くベース」
「手数は少なく必要最小限だけタイトに刻むドラム」
などである。これは全て、フリーのアンサンブルそのものなのだ。


大抵、ポップス志向の人はバンド編成に飽き足らなくなり、音数が増えていく。
より洗練と完成度を求めていく事が多い。
しかし私の場合、4ピース(g.b.key.ds)以上の音はむしろ要らないし、
完璧な演奏よりも荒々しい演奏の方が好きだ。
作る楽曲の割にバンド志向が強いのは、大学時代にフリーを聴きまくった影響が根底にあるのかもしれない。
一度は完全に離れたと思っていたのだが、無意識に影響が残っているものだ。
世の中、無駄なものはない。


かつてはまっていた当時はホワイト・ブルースの一種として聴いていたが、
今聞き返すと、R&B~ソウル色をより感じる。
(多分、R&B~ソウルを聴くようになった為、気付くようになったのだろう)
世評の高い3rdは勿論名盤だが、2ndも伸び盛りの可能性に満ちあふれていて、
楽曲自体も魅力的な物が多く、お勧めである。


尚、同じ日に出るはずだったバッファロー・スプリングフィールドの紙ジャケCDは、発売中止になった。
理由は不明。非常に残念である。